#17 カード強奪

少し散策した後、結局特にすることが思いつかなかったので問題の「妖怪堂」に向かうことになった。
魔架:ここが・・、・・・だめ!店内からおぞましいオーラが出てて入るに入れないわ!!あたし帰る!
のあ:まぁまぁ、その「通行証」ってのが邪藩工業学校に関する手掛りになるかもしれないし。
魔架:・・このあたしを、あの怪しい太ったメガネ男やおっさん臭いバンダナを巻いた男のいる危険な店に入れようって言うの?
のあ:優華はもう入ってるみたいよ?
魔架:ゲッ!!あの馬鹿・・、店を出たらただじゃおかないわよ。
と、いうことで全員店内へ(笑

優華:わぁ〜☆かわいいポケモンの人形がいっぱ〜い!あっ、これよくできてるな〜。
魔架:よろこんでるんじゃな〜〜〜い!
魔架は優華に俗に言うグリグリ攻撃をかます。
のあ:関節可動式のサイドンのプラモデル・・わぁ!ここ押すと角が回るんだ〜!こっちはコスプレスーツがある!
魔架:あんたもか〜!
同様にグリグリ攻撃。
魔架:とにかく、その通行証とやらを見つけて早く帰るのよ!
優華:すみませ〜ん、あたしたち通行証ってのを探しているんですが。
魔架:って、いかにも店長っぽい人に聞くな!!
店長:通行証・・あぁ“カードキー”のことか、有るよ。
のあ:ほら、優華があんなこと言うから店員が警戒して・・って、えぇっ!?
店長:あそこ。
のあ:しかも教えてるし!!
しかし、店長の指差した先には商品のトレーディングカードの山があった。
魔架:って、何これ?『ヤンキーピカチュウ紅蓮隊』!?
優華:あ、知ってる!「ざけんなよ!」ってやつかぁ!
魔架:・・まさか。
店長:木を隠すなら森の中と言ってね、その膨大なトレーディングカードの中に紛れ込んでるわけだ。もっとも、もう売れちゃったかもしれないけどね。
のあ:そんな・・。
店長:何なら箱買いでもするかい?フフフ・・。

魔架:仕方ない・・・・やむを得ないわね・・・ゲンガー、催眠術。
ゲンガーは店長に催眠術をかけた!
チャンチャンチャチャチャチャン♪(効果音/ぇ。
魔架:私達、この街の人達のために色々調べているの。でも、カードキーがないと困るのよ。このカード、すべてもらってもいいかしら・・・?タダで。
店長:どうぞどうぞ・・・・・・いくらでも・・持っていってくだ・・さい。
魔架:悪いわね。じゃあいただくわ。
魔架は言い終わるや否や、どこからかかっぱらってきた袋に、バサバサカードを入れて、店をでていった。
のあ:たくましいね;
優華:魔架・・・かっこいい!!!
二人も思い思いの言葉を発した後、魔架のあとを走るような勢いで追いかけていった。

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