#16 魔界への入り口

剣蔵:う・うぅぅ・・。
優華:ま!魔架ぁっ!目ぇ覚ましたよ!?
魔架:縛っちゃいなさい優華。後ついでに物騒な刀も取っておいて。
優華:イエッサー!!
優華は剣蔵から刀を取り上げた後、どこからともなくロープを取り出して剣蔵をがんじがらめにする。

剣蔵:おのれぇ!この剣蔵、たとえどんな仕打ちを受けようとも通行証の在り処は断じて吐かんぞ!!
魔架:・・・通行証、ってなんのこと?
剣蔵:・・む!?何だ知らぬのか。ハハ・・、それならば先ほどの言動は忘れ・。
魔架:吐きなさい!!

パシーンパシーン!!

のあ:ムチ!?
剣蔵:ぐはぁ!吐かん、吐かんぞぉぉぉ!!
魔架:しぶといわね、出なさいゲンガー!さいみんじゅつをかけて吐かせるのよ!!
ゲンガー:ゲンゲラゲェェン!

みょぉぉぉぉん・・

優華:うぁ、魔架極悪ぅ。
魔架:さあ言いなさい。通行証について。
剣蔵:百歩陀商店街にある、魔界への入り口、骨董品屋の『妖怪堂』、あそこに扉を開ける通行証がある・・。それを使えば・、ハグッ!!フヌッ!!
魔架:ゆめくい!

みゅあああん・・

剣蔵:・・ん?貴様ら何をした?
魔架:はいお帰りはあちら!!
ゲンガーが剣蔵を校門の向こう側に投げ飛ばす。
剣蔵:ぬおっ!次に会ったときは正々堂々勝負だぁぁぁぁ・・・・。

魔架:で、その妖怪堂って誰か知ってる?
のあ:それってたしか・・、マニア向けのフィギアや食玩具を売ってる・・。
魔架:確かに魔界への入り口ね・・・(汗。
優華:じゃあこのヘルツは?
魔架:ゲットする気はないけど・・、うーん。・・・カゴにでも入れときなさい。

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