#15 剣蔵襲来

魔架達の現在の状況は、謎の人物から逃げるため、走って走って走りまくって、やっと荒沢学園に着いたところだった!

優華:こ・・・ここがぁ・・・荒沢・・学園だよぉ。
のあ:息を切らせながらの説明ありがとうね、優華ちゃん。
魔架:ここの学生に聞いても無駄だろうから、このまわりの住人に聞いてみましょう。
優華:・・・・ムダ・・・・?

が、魔架は無視して話を続けた。
魔架:でも、百歩陀商店街には変なのがいたから、どうしようかしら・・・?

そのとき、後ろの植木(ぇ)がガサっという音を立て、声が響いてきた。

???:そこのご三方!!!先日、我が邪藩工業の前をうろうろしていたようだが、何かお探しか?!
のあ:何か来ちゃったよ;;
優華:魔架ぁ・・この人葉っぱだらけだよぉ・・・;;;
???:この人では、ない。拙者は剣蔵、決して怪しい者ではござらぬ。
のあ:うわ;近づいてきたし;;
優華:魔架ぁ・・葉っぱが落ちたと思ったら泥だらけだよぉ;;;;
魔架:思いっきり怪しいわね。逃げられそうにないし・・・ここはポケモン勝負かしら?
剣蔵:む、そちらから勝負を仕掛けてくるとは!怪しい者ではないと言っておろうに!ラピッド!!!
魔架:行くのよ・・・ハブネークッ!
ハブネーク:ハブネェェッ!

剣蔵:(やはり・・こちらに敵意を持っておるとみた。ならば"あれ"を探しているのは明確、今潰しておかねば後々厄介か)。いざ尋常に勝負!
優華:魔架ぁ〜!がんばって〜!
魔架:大丈夫よ、こんな変なヤツ3分でやっつけてやるから。
魔架はグッと拳を握る。
剣蔵:身の程知らずが、とくと見せてやれラピッド!お前の力を!!

・・・・・

のあ:あのぉ・・、そのラッタへばってるんですけど。
剣蔵:何を馬鹿なことを、そのようなはずは・・・なあぁぁぁっ!!
ラピッド:う・・きゅぅ・・・。
ラッタは目を回している。

優華:魔架の不戦勝ぉ〜〜!!
剣蔵:クッ卑怯な、かくなる上は!!

カチンッ!

優華:刀ぁ〜!?
剣蔵:覚悟おぉぉ!!

ゴンッ!!!!!

優華:・・・・・あれ?
剣蔵は頭にデカイたんこぶを作って気を失っている(笑。
のあ:えーっと・・、横に転がってるのは・・・ヘルツ?
魔架:うん、こちらも目を回しているみたい。
何気に魔架が空を見上げるとエアームドが1匹飛んでいくのが見えた。
魔架:なるほど・・。エアームドに空中でぶつかって気を失ったヘルツが偶然この人の頭に落ちてきた・・と。
のあ:確かに硬そうだもんね、このポケモン。

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