#18 カードキー探し

優華とのあがかなりの勢いで店を出た魔架を探して走っていると、随分店から離れた公園に、魔架の姿はあった。
魔架:随分と遅かったわね・・・・?
そう言った魔架の隣には、半分近くが空になったトレカの袋の山があった。
優華:だってぇ・・・;魔架速すぎ。
魔架:あんな居心地の悪いところ、必要以上に居たくなんかないわ。
優華:それは分かるけどぉ・・・;
のあ:それより・・・
のあは二人の話を遮るように切り出した。
のあ:カードキーはあった?
魔架:今のところは、無いわ。彼方達も探してちょうだい。
優華:あっっ!これレアの『ツッパリニャース』!!!
のあ:やけに詳しいね;
優華:うっそぉ!?これって超レアの『バンギラス組長』!?
のあ(趣味悪いカードだなぁ・・・;;;)
魔架:優華・・・
魔架は溜息をつきながら言った。
魔架:とっとと次の開けなさい・・・?
しばらくの沈黙の後、優華は驚くほど真面目にカードキーを探しはじめたという・・・。

優華:もうっ、これで18459袋目よ!
のあ:(こんなにあったのか、このカード・・・;)
魔架:優華の集中力も限界ね。少し休んでいなさい。
優華:わぁ!魔架やっさしー♪
優華はせかせかと2人から離れた公園のベンチに腰掛けた。
そのとき、「カサリ」という乾いた音が聞こえた。
優華:あれ?何か踏んだ・・・・・・

優華が発見したあるものとは・・・?

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