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夢と感動の始まり Start of dream and impression の頭文字

  ごらんいただき、誠に
  ありがとうございます

    by combine

                   【スタート オブ ドリーム アンド インプレッション

・・・・・・・ 2009.12.05 ・・・・・・・

『液肥散布の考察』

外は雨です。
なので今日は、久しぶりにちょっと長文です。
読んでいると嫌になるかも。

お忙しい方は、写真にジャンプしてください。
お暇なら「ものはためし」で「嫌になるまで」読んでやってください。ことによったら「なるほど」と思うところがあるかもしれません・・・

いつものように内容は思いついたままです。整理もされていません。
また、ワープロ変換の誤りや脱字など多数あると思います。
見つけたら笑って済ませてください。よろしくお願いします。


○液肥散布の考察

【目次】
<はじめに>
<液肥散布器について>
<散布の考え方>
<散布量>


<はじめに>

私は今まで液肥や殺菌剤、殺虫剤等を噴霧器やジョウロで撒いていました。
噴霧器の場合は、風があって使えない日もあるので、手軽なジョウロの使用が多かったと思います。
皆さん多分そうだと思います。

私の場合、芝刈りや肥料散布などのメンテナンスを「健康維持」的なイメージで行なっているところもあって、中でもジョウロでの散布は10リットル=10kgを「持って」「歩く」ので「良い運動」だと思っています。(ただし、撒くほどに軽くなりますが・・・)
したがってジョウロ散布を「面倒臭いもの」とは思っていないし、特に不満があるわけでもありません。
1リットル/u撒く場合は、80u=80リットル=ジョウロで8回です。どちらかといえば遊び感覚です。
80uという広さがそう思わせるのでしょう。もし芝地が100u以上だったら違うかも・・・・

それはそれとして、ただ一つ言えることは「それなりに時間がかかる」ということです。
「仕事に行く前に」とか「用事の合間に」では時間が足りない・・・・という時もあります。
また液肥は即効性(速効性)が高いので「光合成が盛んになる前に撒くのが良い」ともいわれます。
それはつまり「忙しい朝に撒く」ということになります。

そこで、「ジョウロに8回=80リットルの水を貯める時間」というのは、言い換えれば蛇口から80リットルの水が出る時間の訳で、もし「10リットル」×「8回」の水をジョウロに貯めることなく「そのまま撒けたなら」・・・・

つまり、「貯める」という行為を省略すればその分時間の短縮ができます。
ちなみに先週の実験で、ホースから出る水量は「1分間で20リットル」でした。
細かな段取りは省略して単純に計算すると、80リットル撒くのであれば4分で終わります。
(散水ノズルで時間は前後しますが・・・)


<液肥散布器について>

実は前から気になっていました。というか欲しかった。「どうしても」というほどではないですが。

「アイリスオーヤマ」さんの液肥散布アクアガン(中国製)。
ペットボトルが使えるところが良いですが、現在は売り切れのようです。

近くのイオンショップには多くの「アイリスオーヤマ」さんのアクアガンが並んでいますが液肥散布器は見当たりません。
ブログ等で「たいへん便利で良い製品」との評価があるので「また販売されるかな?」とも思っていたら、故障等の悪い評価もあったりします。(持っている方ゴメンナサイ)

「アイリスオーヤマ」さんのページにも今は見当たりません。

「イトーヨーカド―」さんで入荷できるかな?

そこで「ブルーベリーハウス」さんの液肥混入器FPSはどうでしょう。これはちょっと使いずらいかな?

じゃあ「サカタのタネ」さんオリジナルのニュースプレックス(日本製)はどうでしょう。

あるいは、「ザ・ガーデン」さんで販売の液肥混入器362(アメリカ製)など。これの詳細は、こちらにありました。


こんな時は、やはりこれらを使った方の感想が気になります。(紹介の許可はいただいてありません。お許しください。)


「おいしい野菜はここに?」さん。

「いしいし2000」さん。

「バラと酒に酔いしれて…」さん。

「家庭できままに趣味園芸」さん。

結局私はベント芝【A−1】の種を購入した
「タキイ」さんから「液肥混入器362(アメリカ製)」を購入しました。

液肥、殺虫剤、殺菌剤などの何にでも使えるわけではありません・・・・たぶん・・・・特に展着剤入りなど。
何に使えるかなどは今後試す必要があります。



<散布の考え方>

尿素を1u当たり2g撒くとき・・・・
ジョウロで溶かして撒きます。水1リットルなら500倍。2リットルなら1,000倍です。
水の量で希釈倍率が変わります。当たり前ですが・・・
ただこの場合、濃かろうと、薄かろうと、1uに撒く尿素は2gです。
つまり平面的な話で言えば、水の量はまったく関係なく「2g/u」はあくまで「2g/u」なのです。
したがって水の量というのは「深さ」、わかりやすく言えば芝床何cmまで撒くのかということになります。

ちなみに私の過去の実験では「1リットルの乾いた砂を濡らす」のに必要な水は0.4リットルでした。
結果散水量の2.5倍の砂が濡れました。
なので水量は「1リットル/uなら1mm(2.5mm)」とか「2リットル/uなら2mm(5mm)」というように立体的に「どの深さまで撒くのか」ということになります。

液肥のパッケージに「散布量は平米当たり1リットルから2リットル」などと書かれていますが、素人の私の場合、さほど大差はないと思います。
1uに10リットルも撒けば話は別ですが・・・・

続けて、前述の「散布量は平米当たり1リットルから2リットル」についてですが、これって数字的にはすごいと思いませんか?
だって倍ですよ、倍。すごいですよね。アバウトというか、おおらかというか。
お金だと1万円から2万円ってこと。「09リットルから1.1リットル」、「9千円から1万1千円」くらいの範囲ならわからないこともないですが。

ようは「使う人が自分の責任で好きにして」ということだと思います。植物の種類や状況、季節等に応じて・・・
あるいは「過去の経験を基にして」ってとこでしょうか。

次に実際のジョウロ散布を考えてみると、
私の場合は、ジョウロを持って往復撒きをします。
歩く早さに気をつけていますが、それでも多少早くなったり遅くなったり・・・
また往復する時、行きで撒いたところと帰りで撒くところが開かないように、撒き損じが生じないよう気をつけています。
結局その部分は往復の両方で重なって撒いていると思います。

早い話が、80uで80リットル撒いたとしても、早さが違ったり、二重に撒いたりで、予定の1リットル/uが、0.5リットル/uのところがあったり、2リットル/uのところがあったりと、それが実際のところです。

結論としては、「いい加減」というか「それなり」というか、アバウトなわけです。
なので、1リットル/uとか、2リットル/uにはあまりとらわれず、尿素を5g/u撒くなら5g×80u=「400g」、液肥の500倍を1リットル/u撒く予定なら80u=80リットル÷500倍=「160cc」と、それぞれ撒く全体量の「400g」あるいは「160cc」を準備して、あとは適当にそれが終わるまで撒けば良いということになります。
肝心なのは、今日撒く全体量をしっかりと把握することです。・・・・あくまで私の場合です。


<散布量>

前述のように「いい加減」で「それなり」の散布ですが、決して「でたらめ」ではありません。

そこで散布の具体的な計算をしてみたいと思います。
これまた前述と重複しますが、80uの芝に500倍液を1リットル/u撒くと仮定すると、
撒く量は、1uに1リットルなので80u=80リットル
原液の量は、80リットル÷500倍=160ccなので、
@散布器の希釈倍率を500倍にセットして、
A原液160ccをボトルに入れてあとはホースで撒くだけ。

ホースからは1分間に20リットルの水が出るので、撒く時間は4分間=80リットル。
このとき、「ボトルの中の原液がちょうど終わる」はず・・・・計算では・・・

「アイリスオーヤマ」さんのアクアガンの場合は500倍に希釈してくれるようなので、原液を入れて撒くだけ。非常に簡単です。
中には「希釈があいまいだ」とか「原液が濃い場合は薄めないと使えない」あるいは「吸引パイプがすぐ詰まる」等々の書き込みをブログで拝見しましたが、科学の実験ではないので、それなりに撒ければ上々だと思います。

そうは言っても売り切れではしょうがない。
そこで、今回購入した「液肥混入器362(アメリカ製)」は、というと、「アイリスオーヤマ」さんのアクアガンは500倍希釈のみの設定なのに対して、ダイヤルの設定変更で25倍希釈〜750倍希釈まで、なんと16種類もの希釈倍率が選べるという優れもの。
なのですが、が、が、・・・・
なんと、なんとです、16種類もの希釈倍率設定があるのに、その中に500倍希釈がありません。
「うそ?」・・・・がっかりです。「これ、ダメじゃんかよ〜」

私の場合は、16種類もいりません。250倍、500倍、1,000倍の3つもあれば十分です。
仮に1,000倍では誤差が生じるのであれば500倍の固定でも良いのです。
だってそうでないと原液をあらかじめ薄めなくてはなりません。

商品の説明表示には、
「液肥や植物活性液の面倒な希釈散布から解放」
とか、
「散水ノズルに一緒に付いているタンクに液体肥料を入れ、その上に付いている倍率調整機で倍率を調整すると自動的に液体肥料の希釈をしてくれ・・・・」
とあります。
これを読んで、読解力のない私は、「面倒な希釈散布から解放」=「希釈しなくてよい」
また「液体肥料を入れ」=「原液を入れる」と勝手に思ってしまいました。

確かによく読めば「原液を入れる」などとはどこにも書かれていません。
液肥には濃いものもあれば薄いものもある。したがって希釈倍率もいろいろでしょう。
結局は500倍にこだわる私がいけないのです。まったく私の自分勝手な解釈で、早合点でした。


そこでやむなく再計算です。
とりあえず「500倍液を1リットル/u」散布の場合で考えてみます。
購入した「液肥混入器362(アメリカ製)」には、前述のように16種類の希釈選択があります。
その中で「倍率調整部品」を取り付けない場合には、設定ダイヤル 1 の250倍希釈 〜 ダイヤル 10 の25倍希釈までの8種類です。
(なぜかダイヤルのGとHがありません。@〜Gでよいと思うのですが・・・)

原液が「サラサラ」しているものなら、最初に「2倍に薄めて」それをダイヤル 1 「250倍」で撒けば「500倍」
原液が濃く「ドロドロ」したものなら、最初に「20倍に薄めて」それをダイヤル 10 「25倍」で撒けば「500倍」・・・そんな使い方です。


(ダイヤルごとの変化:下表の説明)
例: 1リットル/uで、ダイヤル 1 の250倍の場合は、
○最初に2倍液を作る(250倍×2倍=500倍)
具体的に
・付属のボトルに原液を160cc入れて水で2倍に薄めて320cc(0.32L)にする
・0.32Lを250倍で撒くと80リットル(0.32L×250倍=80L)なので80u分になる
@
ダイヤル
A
散布倍率
B
原液
C
希釈倍率
D
水で薄めてできるボトルの水量
E
散水量
F
撒ける面積
G
80uに撒く回数
1 250倍 160cc 2倍 320cc 0.32リットル 80リットル 80u 1回 80u
2 125倍 80cc 4倍 320cc 0.32リットル 40リットル 40u 2回 80u
3 85倍 80cc 5.9倍 470cc 0.47リットル 39.95リットル 40u 2回 79.9u
4 65倍 55cc 7.7倍 423cc 0.42リットル 27.3リットル 27.3u 3回 81.9u
5 50倍 40cc 10.倍 400cc 0.4リットル 20リットル 20u 4回 80u
6 40倍 40cc 12.5倍 500cc 0.5リットル 20リットル 20u 4回 80u
7 35倍 35cc 14.3倍 500cc 0.5リットル 17.5リットル 17.5u 5回 87.5u
8 なし - - - - - - - -
9 なし - - - - - - - -
10 25倍 25cc 20倍 500cc 0.5リットル 12.5リットル 12.5u 7回 87.5u
・原液をCの倍率で薄めて、その後Aの倍率で撒くと500倍液(C×A=500倍)
・散水量は、Dのボトルの希釈液をAの倍率で作るとできる量



※以上、ここまでキーボードをたたいて疲れました。
お読みになられた皆様お疲れ様でした。
何も出ません。自分でコーヒーでも入れて飲んでください。

朝一、虫食いの部分で大きなヨトウ虫を2匹ゲットしました。
小雨の中、今日も設定4.5mmで刈りました。
空は、非常に暗いです。

色落ちの部分が出てきたので固形肥料10・10・10を15g/u撒きました。
雨天で固形肥料にしましたが、寒さに向かい固形は今日が最後かなと思っています。
今回購入した液肥散布器です。
名称は「液肥混入器362」といいます。

ボトルのメモリは広告どおり450ccまでです。
なのに、取り説には液肥を500mm入れると書いてありました。

(500ccの線はありません)


希釈設定のダイヤルは 1 〜 10 です。
ただし8と9がありません。
1〜8でよいのではないかと、私は思うのですが・・・



右側は「くちばし」のような「靴べら」のような散水ノズルです。
これは挿し込みタイプです。


1の数字の下に見える丸い突起物がダイヤル設定の目印。
つまり現在の設定はダイヤル 1 (250倍)ということになります。





吸い込みパイプにはストレーナが付いています。


本体にもストレーナがあります。

ですが、目が粗くて意味がないような気がします。
それに、ちょっと面積的に小さい。
これじゃあ水が通らないじゃないか。
水量落ちるよなあ〜。

ってことは、もしかしてこれはストレーナじゃなく「水量調整板」?

液肥の吸引のため、設計上わざと水がたくさん入らないようにしてあるのかも?
正確な希釈のためかな?

それにしてもこれじゃあ本当に水が通らないでしょ。きっと。

こちらはシャワー用ノズル。
挿し替えてみました。

こんなに小さくてよいのか?
私の使い方はこんな感じです。

接続はソケットでワンタッチです。
散水ノズルなしの場合は、7〜8m程度飛びます。

でもこの使い方はたぶんしないでしょう。
「靴べら」型ノズルでの上向き散水です。

今ひとつ私のフィーリングではありません。
ノズルを180度回転させた、同じく「靴べら」での下向き散水です。

こちらもちょっとねぇ〜・・・・

シャワーノズルです。


思ったとおり本体の「水量調整板」?のせいか出る量はちょろちょろです。

まるで年寄りの○シッコです。(失礼)
どおりで小さなシャワーノズルで間に合うはずです。

正直がっかりです。

それに加えて上の赤丸のところから水がいっぱい出ます。
逆流しているのです。
それが垂れて下の赤丸部分を伝ってボトルからボトボトと落ちます。

はっきり言って嫌〜な感じです。

ゴムパッキンがないと絶対無理です。漏れて当たり前。
もしかしてパッキンの付け忘れ?
購入された皆さんパッキン付いてます?

20リットルのポリタンクに溜まる時間を計測したかったのですが、漏れて測れないので、シャワーノズルをはずして計測しました。

すると・・・な、な、なんと4分50秒、5分ですよ、5分。
水を溜めていて嫌になりました・・・・・あまりにも遅い。
5倍も時間がかかっています。
つまり、いつもの散水の5分の1しか水が出ません。
もしや、で、ストレーナを掃除して測っても同じでした。

買うんじゃなかった。
と思いながらも、でも買った以上は何とか使わねば・・・・

水を500cc入れてダイヤル 6 (40倍)を試してみました。
500cc×40倍=20リットルの計算です。


上記で20リットル溜まるのに5分だったので、「計算上」では5分でボトルの500ccの水がなくなるはずです。

今ちょうど半分の2分30秒です。
500ccの半分の250cc減るはず・・・・

残270cc位です。
ボトルが少し傾いているかもしれません。
5分経過後の写真です。

40cc程度残っています。
これはポリタンクの計測には「ノズルなし」でしたが、今回はシャワーノズルをつけたのでその「抵抗差もある」と思うので、希釈機能は良好だと思います。
ダイヤル 6 (40倍)に関しては。
5分でストップウォッチを止めたので500cc終わるまでの時間は計測していません。・・・・5分20秒くらいかな?

最後に何処まで吸い込むか確認しました。
残った量はこれだけです。
撒くときに水平を保てばほとんど吸い込み、散水できます。
このあたりは評価できます。


今は「がっかり」が先を行っていますが、一晩寝れば落ち着くでしょう。
ただ、その前に一杯飲んで・・・・さてどうなるでしょうか?
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