戦争は絶対にだめです。私は、戦車、戦闘機、護衛艦等の見学に行きます。体験搭乗も好きです。だからといって戦争を肯定するものではありません。
あたりまえのことですが、兵器は『人を殺すこと』を目的に造られています。問題はその兵器を『殺人』のために所持するのか、それとも『人を守るため』に保有するのか、ということです。私は後者だと確信しています。だから見学に行くのです。『富士総合火力演習』では標的にコンクリートパネルを使用しています。もし標的に動物やマネキンを使用するようになれば私は行きません。榴弾や砲弾によりそれら数百体が一瞬のうちに粉々に飛び散る様を見たいとは思いません。
私は戦争を知りません。しかし戦争は悲惨だと思います。両親、子供、知人が苦しみながら死んでいく。もちろん自分も。そんなことを考えたくありません。皆さんは身元不明の死体を洗った経験がありますか? 死体の放つ異臭をご存知ですか? 私は二度と経験したくありません。
自衛隊のことを『戦争ごっこ』と言う人がいます。大変失礼な表現です。しかし私たち一般人はそれで良いと思います。なぜなら『ごっこ』と表現できるのは平和の証ですから。自衛隊の活動を国民全員が『ごっこでは無い』と思う日が来ないことを願います。加えて海上保安庁、警察、消防等が訓練をする時間があるということは喜ばしいことです。『訓練している暇が無い』なんてことになったら悲惨です。
過去にこの国と国民を守った人達がいて、そして現在もそういう人達がいます。そのおかげで今日があるのです。今こうしている間も船舶や航空機での監視活動が行われています。また緊急事態に備えて待機している人がいます。そしてたいへん地味ですが『国防の最前線』として、お正月も無く、お盆休みも無く、地下のレイダーサイトにもぐり365日、24時間体制で国籍不明機等の監視をしている人が実際にいるのです。『ごっこ』と言う人もそれを忘れてはいけないと思います。
それではバカチョンカメラで撮った『迫力のない写真』に『がっかり』してください。